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広島県内4生協が集い「第1回10の基本ケア実践交流会」を開催しました。

会場の様子

 県内4生協(生協ひろしま・広島中央保健生協・広島医療生協・福山医療生協)では、2020年度からならコープを母体とした社会福祉法人協同福祉会(以下、協同福祉会)のコンサルティングを受け、介護の質向上、人材確保育成、業態転換を含めた経営改善などの取り組みを進めてきました。これらの取り組みの基盤となるのが、利用者ご自身の「ふつうの生活」を取り戻し、利用者・家族のQOL(生活の質)を高め、笑顔を取り戻していく自立支援ケア「10の基本ケア」です。

 しかし、各現場で10の基本ケアという新しい取り組みを進めるには、「既にやっていることだから必要ない」「設備が無い在宅では無理」といった様々な意見と課題がありました。実際に協同福祉会の現場を目にした推進リーダーは、「利用者の笑顔を取り戻すためのケア」として確信をもち、まずは成功事例を1事例実践して知らせていくことと、4生協が集まって実践交流会を開催することを確認して1年間取組みを進めてきました。

 3月14日14時から開催した第1回10の基本ケア実践交流会には、県内4生協から108名(会場参加53名、オンライン参加55名)の職員・組合員の参加があり、広島市健康福祉局高齢福祉部から村省三部長、谷田知之介護保険課長、清水幹雄介護保険担当課長、河手健治介護保険課長補佐のオンライン参加がありました。

各生協実践報告
医療生協さいたま 養田様

 7事例の実践報告では、自立を奪う可能性がある過介助ではなく利用者が自宅で過ごすための自立支援ケアとして、「床に足をつけて座る」等できることから実践し、笑顔を取り戻したり出来ることが増えた事例が報告されました。10の基本ケアの実践を通して元気を取り戻す利用者の姿を目にして、チャレンジする前から「出来ない」と職員が決めつけるのではなく、一緒に実践し考えることが大切だと報告がありました。

 学習講演では、医療生協さいたま生活協同組合本部事業部次長 養田亜矢子様から講演がありました。10の基本ケアを実践すると全てにエビデンスがあり、職種に関係なく自立支援リハビリが出来ること、私たちの感覚を言語化されているのが10の基本ケアであると実感され、今では共通言語としてケアの在り方について議論できるようになったと説明がありました。

 参加した組合員等からは、「実践事例に感動した。昨年家族を自宅で看取ったが、最期はおむつをして亡くなった。今日の実践を聞いて10の基本ケアを実践している事業所の支援が受けられたらよかったと思う。素晴らしい実践なので生協だけでなく他の事業所に拡げてほしいし、10の基本ケアを実践している事業所が分かるようにしてほしい。今日の感動を力にして組合員学習などで広げていきたいと思う」と感想が出されました。初めの第一歩の実践交流会でしたが、第2回開催に向けて各生協で実践を積み重ね、広げていくことを確認しました。

 
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