2016年度第1回トップセミナーを開催!
「生協の事業と地域との関わり
〜超高齢社会における暮らしとまちづくりと生活協同組合〜」
広島県生協連
6月22日(水)、ひろしま国際ホテルにおいて、2016年度第1回トップセミナーを会員生協の組合員リーダー、役職員80名が参加して開催しました。今回は浜岡政好氏(くらしと協同の研究所研究委員・佛教大学名誉教授)をお招きし、「生協の事業と地域との関わり〜超高齢社会における暮らしとまちづくりと生活協同組合〜」をテーマにご講演をいただきました。
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▲講師の浜岡政好氏 |
講演では、「なぜ超高齢社会(2025年問題)と生協の事業・地域に焦点をあてるのか」、くらしと協同の研究所のこれまでの調査や研究を基に、2025年問題での社会環境の変化の予測から、生協にとって「2025年問題」とは何か?購買生協にとって「地域包括ケア」とは何か?その問題提起がありました。
次に、生協の超高齢社会への取組とその対応と到達点について、日生協が掲げた生協の福祉ビジョンの4つの視点(生協の特色を活かした総合的なサポート、地域ネットワーク強化による地域福祉づくり、組合員・地域住民が主人公となった新たな協同のあり方、参加の場づくり、生協としての社会的役割発揮)を基に、状況について説明がありました。
最後に「安心して暮らし続けられるまちづくり」を実現するために、生協はどのような取組を強める必要があるか、ご提言をいただきました。
地域の生活インフラとしての生協の超高齢社会仕様のバージョンアップ
「困りごと」解決の担い手づくりの力量アップ
地域のセーフティネットとしての生協の力量アップ
生協職員の力量アップ
特に、職員が「地域」を知ること、意識することの重要性と、生協組織がこの課題を部分的課題にせず、組織全体の課題として取り組むことが重要である。事業や活動のあり方を抜本的に転換させることが、最大の課題であり、地域の状況を踏まえて作り上げていくことが大切とご提言いただきました。
地域を支える生協の総合力発揮を、地域購買生協と医療生協の連携を、現在、広島県生協連で進めている実践事例を全国に広めてほしい。と期待を込めたメッセージをいただきました。
以上
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