2015年度 トップケーススタディ研修in岡山 報告
10月13〜14日、広島県生協連は、先進事例を視察するトップ視察研修を実施しました。昨年は、青森県における購買生協と医療生協の共同事業(セントラルキッチン)を医療・購買生協のトップが視察し、医療生協と購買生協の本格的な連携、共同事業化が必要であるとの認識を深めました。
広島県生協連は、今年度から医療・購買生協の事業連携、共同事業化検討のためのプロジェクトがスタートしており、今回の研修先は、連携する場合の検討事業案として、サービス付き高齢者住宅と葬祭事業を視察し研修しました。
一日目は、岡山県生協連と岡山医療生協と情報交換をおこない、参加者相互の視察研修への抱負や日頃の考えを交流しました。
二日目は、まず岡山医療生協が母体となって設立した社会福祉法人岡山中央福祉会のサービス付き高齢者住宅を訪問し、施設の見学と理事長からの概要説明を伺いました。
高額所得者でなくても安心して暮らせる料金を設定し、生活保護の方も法人が一部負担して受け入れるなど、社会福祉法人としての社会貢献を行っています。収支は厳しいようですが、様々な内部での工夫を行っているところも学ぶ事ができました。
次に三井造船生協を訪問し、葬祭事業について会館を見学、説明を受けて交流しました。玉野市内ではほぼ100%の世帯が組合員という状況であり、生協への信頼感と安心で安い価格により組合員から喜ばれ、経営的にも立派な成績をあげられています。法事を行う会場もあり、葬儀、法事の会食関係も全て自前でされています。
今回の視察研修は移動時間が多かったのですが、参加した4生協の役員・幹部職員が意見交換や交流ができました。これから事業連携を目指す上で、非常に収穫の多い視察研修となりました。
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<三井造船生協の葬儀会館前> |
<シルバーライフかなおか> |
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