協同組合学習会を開催―広島県協同組合連絡協議会(HJC)―
3月13日(金)、JA広島中央会、広島県生協連、広島県漁業協同組合連合会等で組織する、広島県協同組合連絡協議会主催で『協同組合学習会』を広島県JAビル講堂において開催しました。「2012国際協同組合年ひろしまアクションプラン」の実践に向けて、4つの分科会の活動報告と、協同組合間連携による地域の協同を深めるための学習会の二つの目的で開催し、約100名が参加しました。
最初に、同協議会会長のJA広島中央会香川洋之助会長が挨拶、昨今の農協改革やTPPなどについてふれ、協同組合連絡協議会の将来の重要な役割について続いて話されました。
続いて4つの研究会から、2014年度の活動報告を行いました。第1分科会(食)は、JA広島中央会仁井本部長より、「食糧自給に地域で取り組む」というテーマで、地元大学との地産地消推進のための連携について紹介しました。第2研究会(環境)は、生協ひろしま佐々木課長より、「環境・森林保全に向けたエネルギー自給に地域で取り組む」というテーマで、これからの地域の環境保全とエネルギー自給について報告しました。第3研究会(福祉)は、生協ひろしま岡課長より、「つながり(福祉)を地域で築く」というテーマで、協同組合の連携を生かしたこれからの地域福祉の在り方を具体的実践事例で説明しました。特別研究会(平和)は、広島県生協連福島事務局長より、構成団体の活動紹介と協同による平和社会の構築について説明しました。
次に講義では、「規制改革会議による農協攻撃と地域における協同の取り組み」と題して、愛媛大学農学部板橋衛准教授より、講演が行われました。最初に、アベノミクス農協「改革」の構図について説明、続いて「JAグループ営農・経済革新プラン」と「農林水産業・地域の活力創造プラン」の奇妙な整合性についてふれ、続いて規制改革会議による農協攻撃への国際的反応について説明、そして地域における協同の取り組みについて愛媛県下の具体的事例を紹介されました。まとめとして、協同組合の価値観形成し、広島県協同組合連絡協議会設立30周年を迎える今年を起点に、より一層の連携を強めてほしいと期待を込められて講義を締めくくりました。
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挨拶をする香川洋之助会長 |
講演する板橋衛氏 |
第1研究会 仁井本敏浩氏 |
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第2研究会 佐々木桂一氏 |
第3研究会 岡由香利氏 |
特別研究会 福島守氏 |
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