2011年新春ごあいさつ
広島県生活協同組合連合会 会長理事 冨田 巖
新年おめでとうございます
皆様にはお健やかに新春をお迎えのことと拝察申し上げます。
さて、昨年は厳しい経済社会環境が続く中で、組合員のくらしの面でも生協の事業経営においても、文字通り試練の一年となりました。
今年も引き続き困難な情勢が続くものと予測される中で、組合員のくらしを支え住みよい地域社会づくりをめざしている、生協の果たす今日的役割がますます大きくなってきているところです。
私たちは、こうした組合員はじめ多くの地域の人々の声に応えていくため、購買・医療・共済・福祉・住宅など、それぞれの事業・活動分野の取り組みを更に力強く推進していかねばなりません。
また、当面する消費者行政の充実強化への取り組みや、平和活動では昨年のNPT再検討会議の成果を踏まえた核兵器廃絶をめざす取り組み、更には環境や社会保障、食料問題などにも積極的に取り組んでまいります。
このため県連では、県内生協の協同・連帯を一層強めていくとともに、行政をはじめ地域の友誼団体などとの連携を更に進めていかねばなりません。
おりしも今年は、県内最大規模の生協ひろしまが創立40周年を迎えますし、日本生協連も創立60年の節目の年に当たります。また来年は国連が協同組合の社会的価値を認めて定めた「国際協同組合年」を迎えることになます。
今日、住民参加による自治の有様が模索される中で「新しい公共」の担い手として、協同組合こそ出番の時といえましょう。
厳しい一年となりますが、協同の力で困難な情勢を切り開いて、新たな前進の年となるよう共に頑張っていきましょう。
|