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広島県連の活動


2010年 新春学習交流会 開催報告

1. 日時:2010年1月7日(木)10:00〜12:00
予定より倍の参加者で埋まった会場
予定より倍の参加者で埋まった会場
2. 会場:メルパルクHIROSHIMA 平成の間3
3.
参加者: 役職員・組合員リーダー161名
【会員生協129、来賓・友誼団体13、その他19(講師・日本生協連2、各種専門委員5、OB会7、県連5)】
4. プログラム:
(1) 式典 10:03〜10:35
・主催者冨田会長理事挨拶
・来賓挨拶
平田 光章 広島県環境県民局長
村上 光雄 広島県農業協同組合中央会会長
宮地   稔 広島県労働者福祉協議会会長
瀬野 周子 広島県消費者団体連絡協議会会長
人見 昭生 日本生協連中四国地連事務局長
(2) DVD上映「愛と協同」 10:37〜10:52
(3) 記念講演 10:55〜12:00
・講師 加山 久夫 さん
賀川豊彦・松沢資料館館長、明治学院大学名誉教授
・テーマ 「賀川豊彦の足跡から協同組合の展望をさぐる」
5. 内容:
(1) 式典
挨拶する冨田会長理事
挨拶する冨田会長理事

 最初に冨田会長理事が主催者挨拶を行いました。厳しい経営環境、貧困率の上昇や少子高齢化などの問題があるなか、協同の力で事業を通じて、組合員の願いにこたえ、真にくらしに役立つ生協をめざすと述べました。さらに県連は環境、食の安全、緊急災害対応などの活動をすすめるほか、消費者庁発足後、広島県の消費者行政の充実を求める活動に関係団体と連携して取り組むことや、NPT再検討会議が開催される今年、核兵器廃絶の活動にも重点的に取り組むとを報告しました。

平田環境県民局長
平田環境県民局長

 次に来賓のみなさまからご挨拶をいただきました。

 広島県環境県民局長 平田様からは最初に消費者行政への協力のお礼を述べられ、景気低迷で悪質商法や食品偽装などがはびこるなか、消費者庁が設置され、消費者安全法もできて縦割から一元的な行政へと変わりつつあり、関係機関との連携を強化して、悪質業者の取り締まりや相談体制の充実を図っていくこと、また生協については理念にもとづき、安心安全の生活がおくれるように活動を進めていただきたいと述べられました。

 続いて、JA広島中央会の村上会長、県労福協の宮地会長、広島県消団連の瀬野会長、最後に日本生協連中四国地連の人見事務局長からご挨拶いただきました。みなさん、今後の生協の活動に対して期待を述べられました。

 
(2) DVD「愛と協同」上映及び記念講演
 DVD上映の後、講師の加山先生は、賀川豊彦が大事にしてきたことはキリスト教、協同組合、世界平和の3つを大切にしてきたこと、賀川豊彦のライフワークである協同組合運動について説明されました。最後に賀川豊彦の協同組合論から学ぶものとして、次の3つの提言をいただきました。
講演される加山久夫さん
講演される加山久夫さん
(1) 協同組合の理念(運動体)と実践(事業体)を切り離さない
(2) 賀川の協同組合理解の全体性、統合性、連帯性に学ぶ
(3) 第3の道としての協同組合の重要性

 (2)については、特に農業協同組合についても触れられ、生産組合と消費組合との有機的関係が重要であり、その大きな役割に期待したいと述べられ、さらに(3)については非営利組織が担う社会経済の重要性が高まっており、協同組合はその中枢を担い、ワーカーズコープの根拠法ができれば協同組合運動はさらに大きく幅を広げられると説明されました。

 参加者からは賀川豊彦の偉大さを再確認した、初めて知ったという声もあり、協同組合運動の重要性をあらためて確認する場となりました。

 通路に賀川豊彦の業績を当時の写真でつづったパネルを展示しましたが、多くの方が熱心に見られていました。

講演中の会場の様子 通路に展示したパネル
講演中の会場の様子 通路に展示したパネル
 
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