第35回広島県生協大会 開催しました〜"地産地消"運動は食と農と地域をつくる〜
ご来賓
●有岡 宏 様(広島県副知事)
●多賀五朗様(広島県議会副議長)
●竹本輝男様(広島市民局長)
●黒木義昭様(広島県農業協同組合中央会専務理事)
●古瀬順史様(広島県労働者福祉協議会事務局長)
●照井雅史様(日本生協連 中四国地連事務局長)
10月23日(月)、メルパルクHIROSIMA(広島市中区)にて、第35回広島県生協大会が、270名の参加の下に開催されました。
式典は、主催者冨田巖会長理事の挨拶に始まり、ご来賓のみなさまよりご挨拶を頂戴しました。副知事の有岡様からは食の安全や消費者被害防止の取り組みについて、副議長の多賀様からは8月の呉・江田島市断水時の水の無償配布など地域貢献活動について、市民局長竹本様からは行政と連携した平和活動やユニセフ活動についてなど、それぞれ、生協への期待と励ましのメッセージを頂きました。
記念講演では、講師にJA広島中央会の黒木義昭さんをお迎えし、「食と農のゆくえ〜食育と地産地消」と題してお話しをうかがいました。
はじめに、世界の中の日本の位置づけとして、世界人口の2%の日本が農産物輸入の10.2%(金額ベース)を占め、農産物純輸入額世界第1位にある現状や、65億人の世界人口のうち7人に1人は飢餓・栄養不足の状態であることなどを聞き、その後、日本の食べ残し・食品廃棄の現状や一見豊かに見える食生活の中の課題−栄養バランスの偏りと生活習慣病、「欠食」「孤食」(一人で食べる)「個食」(家族が別々のものを食べる)等の食習慣の乱れなど−について、問題提起いただきました。最後に、「食農教育」により、伝統と風土にあった食生活と「もったいない」の精神を取り戻すことの大切さを説かれ、「"地産地消"運動は、消費者と生産者・都市と農村をつなぎ、食と農と地域をつくる『新しい協同』の取り組み」と締めくくられました。
熱心に聞き入る参加者のどよめきや笑い声が印象的で、終了後、地域での学習会の講師をお願いしたいと黒木さんに早速申し入れる組合員の姿もありました。
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グローバルな視点から地産地消と食農教育の大切さを話される黒木さん |
協同組合関係をはじめとする友誼団体からも多くの参加をいただき、食育とあわせて協同組合連携の意義も再認識する今大会となりました。
<活動発表>
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生協ひろしま 理事
野菜推進の会
安宅道子さん
「食育と地産地消」の取り組みについて、産地見学や料理教室などの活動を報告
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広島医療生協 理事
兼本靖子さん
地域の子育て支援−親子歯科チェック、子どもたちの環境マップづくりなどを「子どもたちと一緒に健康づくり、まちづくり!」と題して報告
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