新年明けましておめでとうございます。
皆様には、こころ新たに新年をお迎えのことと拝察いたします。
ご承知のように昨年は、国内外ともに大きな災害や事故・事件が多発するなど、多難の一年となりました。
昨今の日本経済は、大手製造業を中心に業績の向上が見られますが、中小零細企業は厳しい経営環境が続いており、企業間での格差も目立ってきています。
私たちのくらしの面では、依然として家計収入の伸び悩むなかで、非消費支出(公的負担)の増加や年金の引き下げなどにより、家計負担が増加してきているのが現実です。加えて急速な少子高齢社会が進行するなかで、家庭や地域環境の変化とともに、くらしの先行き不安も高まってきているところです。
こうしたなか、組合員のくらしの願いを協同の力で、自らの事業活動を通して実現していく生活協同組織として、生協の果たす役割がますます大きくなってきています。
私たちは昨年7月、「協同の力」を更に大きくしていくために中国・四国の生協が連帯して生活協同組合連合会コープ中国四国事業連合(略称
コープCSネット)を発足しました。生協の経営環境が厳しさを加えてくるなかで、コープCSネットを中心とする新たな連帯事業の成果が期待されるところです。
またこの間、懸案となっていました(財)日本ユニセフ協会広島県支部を各界の皆様のご協力により、今春3月に設立する予定となりました。これを契機に、世界の厳しい環境にある多くの子どもたちへの支援活動の輪を更に広げていきたいと存じます。
今年も私たちのくらしや生協経営をめぐる情勢は、引き続き厳しさを加えてくるものと予測されます。私たちは各事業分野において、真に組合員のくらしに役立つ生協として、また平和で住み良い地域社会づくりに貢献できる生協づくりをめざして、組合員とともに決意を新たに諸活動に邁進していく所存です。
この一年、皆様の一層のご支援ご協力をお願い申し上げまして、新年のご挨拶とさせていただきます。
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