木の香る林間学校2005 開催しました
広島県生協連では、1999年から“安心・安全な住まいづくり”と“森林保全”を一緒に考える「住まいのセミナー」を、木の香る住宅工房*と共催で開催しており、2004年度からは、「若い世代とも一緒に考えられる場を」と、中・高校生と一般を対象にした「木の香る林間学校」も企画し、協賛しています。
森林の役割と循環型資源としての木材について、「森で木が育ち→木材となり→家になる」までのプロセスを、3回のフィールドワークで楽しく学びました。
10月は、廿日市市吉和の森林をバスで訪れ、林業家の方の案内で人工林と自然林の特色を知りました。
11月は耐火・耐震実験などで、木材の特性について理解を深めました。
12月の最終回は、「家づくりの体験」。広島県産の杉材を使って、大工さんの指導・実演のもと、小屋の建設と刻みの体験をしました。
はじめは反応の少なかった高校生が、森を歩き、イス作りに奮闘するうちに、どんどん生き生きした表情に変わり、最終回では積極的に家づくりに汗を流す姿がとても印象的でした。
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完成したイスと一緒に「はい、ポーズ!」 |
広島県生協連では、森林の適切な保存・維持とあわせて、地域での木材利用や流通をひろげ多くの県民にふるさとの森林の現状や公益的機能と木材利用との関係を知ってもらえるよう、引き続き取り組んでいきます。
*木の香る住宅工房ホームページhttp://www.enjoy.ne.jp/%7Egendai/KKJK-top.html
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