「2018年度医療・介護報酬同時改定への対応」学習会を開催
広島県生協連では福祉・介護委員会の企画として、来年度に予定されている医療報酬(2年毎に改定)と介護報酬(3年毎に改定)の同時改定の内容について学び、生協の事業所としてどのように対応して行くべきかを考える為の学習会を開催しました。
10月4日当日は、生協ひろしまと県内の3医療生協を中心に44名が参加しました。
講師は、一般社団法人全国介護事業者協議会の特別顧問、厚労省の社会保障審議会介護保険部会委員の馬袋(ばたい)秀男氏です。全国の生協や連合会でも講演やアドバイスをされています。
講演は、「診療報酬改定」「介護保険制度改正」全体についてのポイントや、介護サービス種類毎の報酬改定の見通しについて詳細に説明されました。また、地域包括ケアシステムとの関係で、総合事業と介護保険サービスの問題や人材確保・育成の問題についての提起も行われ、事業所からの参加者にもより身近な内容でした。質疑では会場から2名が質問し、特に定期巡回随時対応型訪問介護看護事業については、講師の事業経験を踏まえた熱いお話しが、参加者を圧倒しました。
学習会には、生協ひろしま、広島医療生協、広島中央保健生協、福山医療生協の専務理事が率先して参加し、県連専務の呼び掛けで学習会後に講師を囲んで昼食をしながらの意見交換も行いました。
≪参加者アンケートより≫
- 「看取りや医療連携はひきつづき力を入れて取組みたい。居宅介護支援事業所の機能を向上させたい」
- 「報酬改定がどのように議論されているのかよく分かりました。どの事業所も人材不足なのは共通であり、それぞれの事業所だけでなく、法人全体で働く人を減らさないことを考えていかないといけないと感じました」
- 「来年度の医療・介護報酬同時改定が目前にせまる中で経営を守る難しさを感じています」
- 「退院時に組むプランとして、認知症や一人暮らしの人達に定期巡回を組んでいくことの有効性は、ケアマネとして実感できる」
|