広島県生協連「健康とがんに関する学習会」を開催
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<<提案をする日本医療福祉生協連の松本常務>> |
広島県生協連では、2016年10月28日(金)「健康とがんに関する学習会」を開催しました。
日本医療福祉生協連合会が提唱して全国の医療福祉生協が取り組んでいる“けんこうチャレンジ(※1)”に、昨年度から県生協連の主催で、県内3つの医療生協と2つの購買生協、JA広島中央会による実行委員会を結成して取り組んでいます。
このような健康づくりのベースの上に、日本医療福祉生協連からの提案を受けて、がんリスク検査の取組みについて検討を行う為に今回の学習会を企画しました。3つの生協の役職員やJA広島中央会などから17名の参加がありました。
まず日本医療福祉生協連から、生協・協同組合が「健康を維持・促進するのに必要な情報にアクセスして理解し、活用する力・能力」=ヘルスリテラシーを地域で高めましょう、”けんこうチャレンジ”やがん検診の受診率向上に取組みましょうとの提案がされました。
次に、味の素から、がん検診の種類や広島県のがん検診率の現状等の説明の後、味の素で開発したがんの検査方法についての説明が行われました。既に広島市内外の生協病院やJA病院での導入が始まっている事や、広島市医師会でも推進している事も紹介されました。
参加者からは、「この検査でガン死亡率が大幅に下がるのであれば、保険適応にするとか、国が補助するとかした方がいい、そして多くの人に検査を受けてもらった方が、医療費を下げるのには有効だと思いました。」「減塩についてもたいへん興味があるので、機会があれば是非学習会を企画して欲しい。」「アミノインデックス(※2)が健診受診率の向上に関係していることに驚きました。」などの声が寄せられました。
広島県生協連では、健康づくりやがん検診受診促進の学習・啓発と併せ、具体的ながん検査を組合員に紹介、普及する取組みについても具体化を検討していきます。
“けんこうチャレンジ”は5,000名の目標をほぼ達成する状況です(前年比127%)。
(※1)けんこうチャレンジ ・・・ 禁煙や運動などを一定期間実施し、健康増進を目指す取組
(※2)アミノインデックス ・・・ 一度の 採血だけで複数のがんのリスクを評価する新しいスクリーニング検査。早期のがんにも対応。味の素(株)が開発し販売する商品。
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<<がん検診の具体的な方法の説明をする味の素の担当者>> |
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