広島県生活協同組合連合会
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<核なき未来を(原爆ドーム)> |
「希望の光が見えた。犠牲になった21万人に見せてやりたい。」広島県被団協の箕牧智之理事長代行のメッセージが印象的でした。核兵器禁止条約が発効した今、箕牧理事長代行は、犠牲になった方への思いとともに、核兵器廃絶に向けて「まだ越えなければならない山が1つも2つもある。人類のためにもっと訴える。」と決意を述べられました。
広島では、核兵器禁止条約発効を記念して、行政(広島平和文化センター)や被爆者団体、広島YMCA、NPO法人ANT-Hiroshima等の団体の共同主催に広島県生協連も参加。被爆者団体はじめより多くの皆さんと、この日を迎えられたことは、非常に意義深いことです。
発効当日、夕闇の原爆ドーム前で約200人がキャンドルを点灯して核兵器廃絶への誓いを新たにし、原爆の子の像の前では、広島の子どもたちが平和創作劇を上演し、「私も平和をつくる一人になりたい」、「二度と核兵器が使用されないよう、学び、考え、被爆者の思いを世界に発信していきたい」とメッセージを発信しました。
また、東京・広島(広島YMCA国際文化ホール)・長崎を結んでインターネット配信した「核なき世界へスタート!」では、広島からは、湯ア英彦広島県知事、松井一實広島市長のメッセージ、佐久間邦彦広島県被団協理事長、箕牧智之広島県被団協理事長代行からは、条約に不参加の日本政府などに批准を求める活動を強めると決意表明。一方、高校生、大学生の若者たちが、それぞれの活動を通じて平和への思いを発表し、ピースアクションinヒロシマで連携してきた、原爆の絵(基町高校)、演劇(舟入高校)、ダンス(IPRAY)など、次世代への継承活動は着実に進行しており、名実ともに、「核兵器の終わりに向けてのスタート」を切ることができました。
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<若者の活動報告(左から基町高校、広島大学、舟入高校、広島大学大学院)> |
「知らない人に伝える。知ってもらう活動をする。知っていただいて一緒に進めていく。」これからも、全国の生協、行政(広島平和文化センター)、被爆者団体、NPO団体、学生の皆さん等との連帯・連携は不可欠であり、地道に幅広く市民社会へアピールする取り組みを進め、市民レベルで日本政府へ核兵器禁止条約への参加の働きかけを行っていきたいと思います。 |