8月4日〜6日の3日間、広島県生協連は日本生協連と共催で「2019ピースアクション in ヒロシマ」を開催しました。
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千田小学校合唱隊の児童の皆さん |
今年は、「ヒロシマの心を次世代のあなたへ〜知って、感じて、動き出そう〜」をテーマに、74年前のきのこ雲の下での出来事、被爆者の想いを学ぶ場として、また「戦争も核兵器もない平和な世界」の実現に向けて世代を越えて交流しました。全国の生協や団体などで取り組んでいる平和の活動や、被爆の実相や被爆者の思いを継承する次世代の若者の取り組みを紹介しました。
4日から分科会が始まり、5日午後、広島県立総合体育館グリーンアリーナで「虹のひろば」を開催し、全国から17生協5団体、約1,300人が参加しました。
第1部「虹のステージ」のオープニングを飾ったのは、広島市立千田小学校合唱隊のパンフルートの演奏と合唱でした。小学校3年生から6年生までの児童が奏でるパンフルートの音色が会場中を包みこみました。
記念講演は、日本原水爆被害者団体協議会事務局次長の藤森俊希さんに被爆証言と核兵器廃絶に向けての想いを話して頂きました。
続いて若者からの平和へのメッセージを発信しました。
広島市立基町高等学校は「次世代と描く原爆の絵」の取り組みを、広島県立福山工業高等学校は「CGによる原爆投下前後の広島」の取り組みを紹介しました。さらに、広島修道大学ひろしま協創高等学校のダンス部によるダンス「HIROSHIMA」は、原爆の恐怖と復興へ向けての力強さを豊かな表現で演じました。
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広島市立基町高等学校の
「原爆の絵」の紹介 |
福山市立福山工業高等学校の
CG映像の紹介 |
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ひろしま協創高等学校のダンス |
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安田女子大学大書パフォーマンス作品 |
第2部「みんなのひろば」では、安田女子大学書道部による「書道ガールズ大書パフォーマンス」に参加者は引き込まれました。また、コープCSネット「平和の折り鶴昇華再生事業折り鶴解体体験コーナー」、基町高校の展示や福山工業高校のVR上映の他、全国の生協や平和関連団体による22の出展ブースに加え、17のコーナーを設け、参加した全国の生協の仲間と交流しました。また、今年も「被爆ピアノコーナー」を設け、参加者の皆様に実際に被爆ピアノに触れて、感じていただきました。行政からは、広島県平和推進プロジェクト・チーム、平和首長会議(広島平和文化センター)、広島県障害支援課の方々にもコーナー出展いただきました。
第3部「フィナーレ」では、子ども平和会議に参加した子どもたちがステージに登壇し、代表して議長団によるアピール文を全国からの参加者に発信しました。
フィナーレは、「虹のひろば合唱団」が「にじ」「青い空は」「世界の命=広島の心」の3曲を平和への想いを込めて歌いました。フィナーレを飾るに相応しい荘厳で抒情的な歌声が会場中に響きわたりました。
今年は、初めて広島市松井市長、長崎市田上市長が揃って登壇しメッセージを頂き、共に「青い空は」を合唱するという画期的な虹のひろばとなりました。
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虹のひろば合唱団 |
広島長崎両市長のメッセージ |
期間中には、「碑めぐり」などのフィールドワークや被爆証言など、14の分科会を開催しました。広島県生協連と長崎県生協連が連携して取り組んだ「子ども平和会議」では、全国から136名の子どもたち(小学1年生〜大学生)が参加しました。それぞれの地域で平和について学んだことを持ち寄り、意見を交わしました。
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子ども平和会議アピール |
後援:広島県・広島市・広島県教育委員会・広島市教育委員会・平和首長会議
広島平和文化センター・広島県被爆者団体協議会・広島県被爆者団体協議会
中国新聞社・中国放送
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