日本生活協同組合連合会
広島県生活協同組合連合会
1.2018ピースアクションinヒロシマ開催報告
- (1)開催テーマ:
- 「ヒロシマの心を次世代のあなたへ〜知って、感じて、動き出そう〜」
- (2)開催日時:
- 2018年8月4日(土)〜8月6日(月)
- (3)開催場所:
- 広島県立総合体育館グリーンアリーナほか
- (4)参加者:
- 虹のひろば 参加者数 1,200人(全体の参加者数は集計中)
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- 分科会 参加者数 1,100人
- (5)内容:
- 「虹のひろば」と16の分科会を開催。
①8/5(日)開催 「虹のひろば」
第Ⅰ部「虹のステージ」
最初に、主催者挨拶、松井一實広島市長の挨拶を行った。続いて、オープニングとして被爆ピアノの抒情的な演奏と調律師矢川光則氏、映画「おかあさんの被爆ピアノ」の五藤利弘監督にご登壇頂き、話をお聞きした。
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箕牧智之さんの記念講演 |
記念講演は日本原水爆被害者団体協議会代表理事・広島県原爆被害者団体協議会副理事長 箕牧智之氏より被爆者としての思いや核兵器廃絶に向けての取り組みなどの講演をしていただいた。
若者からのメッセージでは、広島県内の2つの高校(広島市立基町高等学校、広島県立福山工業高等学校)の平和の取組みを報告いただいた。基町高校の『原爆の絵』の取り組みは10年以上も続いており、作品作りを通して、平和についてどんなことを感じたかを発表いただいた。また福山工業高校のCG映像作製について、原爆を知らない世代である若者が莫大な資料を基に忠実に再現した苦労話なども話して頂いた。次世代を担う若者から被爆者の想いを受け継ぎ、核兵器のない平和な世界を求めるヒロシマの想いをアピールした。
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「原爆の絵」の説明をする基町高校生徒の皆さん |
第Ⅱ部「みんなのひろば」
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安田女子大学学生による大書作品 |
全国の生協・諸団体による22の出展ブース、基町高校創造表現コースが制作した「原爆の絵」の展示、福山工業高校が制作した被爆前の原爆ドーム(産業奨励館)の様子を視覚的に知ることができるVR映像体験、東日本大震災の被災地生協による展示、安田女子大学書道部による大書パフォーマンス、折り鶴昇華再生事業の解体体験などを自由に見学、交流した。また、広島県平和推進プロジェクト・チーム、平和首長会議(広島平和文化センター)等、行政の方々にもコーナー出展いただくなど、盛りだくさんの内容で、参加した全国の生協の仲間と交流した。
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被爆ピアノコーナー |
オープニングで演奏した「被爆ピアノ体験コーナー」を設け、多くの参加者の皆様に実際に触れ、被爆ピアノが発信する原爆の恐ろしさを感じて頂くことが出来た。
第Ⅲ部「フィナーレ」
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虹のひろば合唱団によるフィナーレ |
「2018子ども平和会議inヒロシマ」の取り組み紹介およびアピール文の読み上げをした。終わりに、生協ひろしま組合員など幅広い年齢層の方々で構成された「虹のひろば合唱団」による合唱が会場一杯に響き渡り平和への想いを共有し、幕を閉じた。
②分科会
碑めぐりは殆どののコースが定員を超える申し込みがあった。今年は「広島城周遊コース」「平和公園内コース」など4コースを実施したが、どのコースも参加者は暑い中、熱心に話を聴いておられた。
被爆者のお話を聴く「被爆の証言」は、「被爆体験伝承講話」など8企画を実施した。参加した子どもの中には話が怖かったという子どももいた。今年初めて企画した「被爆体験伝承講話」は、伝承者の方の口調も丁寧で、力強い言葉に被爆の実情や惨さがよく伝わった。被爆体験の継承の必要性をより強く感じた分科会となった。
また、昨年に引き続き広島県生協連と長崎県生協連が協力して「2018子ども平和会議inヒロシマ」を開催。さらには、参加者同士で交流したり意見交換したりする「平和Cafe」を開催し、参加者から好評を得た。
日付 |
分科会名 |
生協数 |
大人
(人) |
児童
(人) |
合計
(人) |
8/4 |
被爆の証言(感じたことを2020年に届く手紙に書こう) |
8 |
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44 |
被爆の証言(朗読と被爆の証言) |
13 |
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113 |
被爆の証言(入市被爆の新聞記者が伝えたかった被爆の実相) |
17 |
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73 |
被爆の証言(じっくり聴く被爆の証言) |
7 |
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29 |
碑めぐり(平和記念公園内60分) |
23 |
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171 |
碑めぐり(広島城周辺) |
8 |
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46 |
8/5 |
碑めぐり(袋町小学校) |
21 |
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137 |
被爆体験伝承講話 |
12 |
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60 |
被爆の証言(アニメ) |
12 |
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60 |
2018子ども平和会議inヒロシマ |
22 |
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51 |
平和Cafe |
4 |
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8 |
8/6 |
碑めぐり(本川小学校) |
7 |
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17 |
碑めぐり(平和記念公園内60分) |
15 |
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67 |
被爆証言(しげるくんの“まっ黒なおべんとう”) |
16 |
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119 |
被爆証言(サダコと折り鶴の話) |
11 |
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36 |
合計 |
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1,100 |
2.2018子ども平和会議inヒロシマ開催報告
- (1)開催日時:
- 2018年8月5日(日) 10:00〜12:30
- (2)開催場所:
- 広島県立総合体育館内大会議室(小学生グループ)
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- 小会議室(中高生グループ)
- (3)参加者:
- 22生協109人(小学校1年生〜大学生)
(4)当日のスケジュール
○小学生スケジュール
時間 |
内容 |
備考 |
10:00 |
開会 |
挨拶、議長選出、オリエンテーション、アイスブレイキング |
10:10 |
学習 |
講師:広島平和文化センター 岩本和恵課長 |
10:40 |
グループ交流・休憩 |
交流・まとめ・休憩 |
11:40 |
発表 |
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12:20 |
昼食・休憩 |
平和の木を作ろう |
12:50 |
アピール文採択 |
|
13:00 |
閉会 |
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○中高生スケジュール
時間 |
内容 |
備考 |
10:00 |
開会 |
挨拶、議長選出、オリエンテーション、アイスブレイキング |
10:10 |
学習 |
講師:村上正晃さん(平和公園ガイド) |
10:40 |
グループ交流・休憩 |
交流・まとめ・休憩 |
11:55 |
発表 |
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12:20 |
昼食・休憩 |
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12:45 |
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小学生グループ部屋へ移動 |
12:50 |
アピール文採択 |
|
13:00 |
閉会 |
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小学生グループ参加者は、グループ交流・発表を踏まえ、ひとりひとり色紙に参加しての感想や参加後に行うことなどを書いて、木の形をした模造紙に貼っていく『平和の木』を作りました。
2018ピースアクションinヒロシマ 子ども平和会議アピール
広島・長崎に原爆が投下されてから、今年で73年目を迎えました。被爆者の高齢化が懸念され、私たち若い世代が行動を起こす時代となりました。
今回のグループ討議のテーマである「戦争や核兵器の使用など、争いごとをなくすために私たちができること」にもとづき、話し合いをしました。
わたしたちができることは、普段の生活に感謝すること、互いを認め合い自分と異なる意見を受け入れることです。たとえば、学校で当たり前に学べること、友達と仲良くできることなど、それを当たり前と考えるのではなく幸せなことだと考えることが大事だと思います。また、自分たちが積極的に講演会や資料館に行ったりするなどして、知識を深め、ソーシャルネットワークサービス(SNS)などのあらゆる手段を活用して、身近な人や世界に発信することが私たちができることだと考えました。
こうした行動をしていく中で、核兵器の廃絶、平和な世界に少しずつでも近づけることができると私たちは考え、この話し合いをふまえて今後の生活にいかしていきたいです。
2018年8月5日 ピースアクションinヒロシマ
子ども平和会議参加者一同
以上
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