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キャンペーンリーダー
林田氏 |
6月8日(木)に広島YMCAで核兵器廃絶を願う広島県内の被爆者7団体と、(公財)広島平和文化センター現理事長小溝泰義氏と元理事長スティーブン・リーパー氏と市民が140名集い、ヒバクシャ国際署名広島集会が開催されました。
司会は、ヒバクシャ国際署名キャンペーンリーダーの林田光弘氏。
6月15日に始まる核兵器禁止条約の第2回制定交渉会議を被爆地から後押ししようと、ヒバクシャ国際署名連絡会と広島県内の被爆者7団体が、一緒になって開催しました。
被爆者7団体の皆さんとリーパー氏、小溝氏、林田氏
小溝泰義理事長からは、「被爆者の方々が我々の想像も及ばない、思い出したくもない、語っても語りつくせるような簡単な体験ではない体験を語り続けてこられた。一発の原爆により何の前触れもなく、尊い命が踏みにじられ、大変な苦しみを経験されてきた。大事な家族が、友人が亡くなり、自分自身も傷つき、大切な故郷の文化も破壊されてきた。二度とこのような事が起きないように、被爆者の方が語り続けてこられた。この事がどれだけ尊い事か、感謝を申し上げたい。」と話をされました。また、平和首長会議の加盟都市に署名に参加するよう働きかける考えを説明されました。
小溝氏とリーパー氏
スティーブン・リーパー氏からは、まずは、一人が10人の署名を集める気持ちで取り組むことが必要ではないか、そこから広げていく事が大切だと力強く参加者に訴えました。また、署名をしていただけない方へ話をしてほしい、その人たちの心をどう変えるかが、私たちの課題で、その方が10人の署名を集めてもらえるように取り組もうと、力強く話されました。
被爆者7団体からは、それぞれの参加者が、ヒバクシャ国際署名への思いを伝えられました。参加者は、被爆者の方から元気をもらいました。
最後に、署名に取組んでいる団体や個人からの決意表明があり、広島県生協連からは、「2015年のNPT再検討会議で一緒に行った被爆者の方が、ニューヨークまでの飛行時間12時間に耐えられるかと、広島から東京までの移動にバスを使い、自分の体力を試されたことや、時間の許す限り、次世代を担う高校生や一般市民にも証言されたこと。そういった被爆者の切なる核兵器廃絶への思いが、今世界を動かそうとしており、この広島から、核兵器廃絶の世論を皆さんと一緒に高めたい。」と森畠課長が決意表明しました。また、次世代を担う若者も多数参加しており、WEBサイトを立ち上げている若者や平和記念公園でガイドをしている若者へ被爆者の方から「がんばれ!」とエールが送られました。
森畠課長
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