<安田女子大学大書パフォーマンス「道標」>
8月4日〜6日の3日間、広島県生協連は日本生協連と共催で「2016ピースアクション in ヒロシマ」を開催しました。
今年は、「ヒロシマの心を次世代のあなたへ〜学び、知り、伝える〜」をテーマに、71年前のきのこ雲の下での出来事、被爆者の想いを学ぶ場として、また核兵器の非人道性、核兵器をめぐる世界の情勢、全国の生協で取り組んでいる平和の活動、被爆の実相や被爆者の思いを継承する「子ども・若者」の取り組みを紹介しました。
4日から分科会が始まり、5日午後、広島県立総合体育館グリーンアリーナで「虹のひろば」を開催、全国から61生協、約1,200人が参加しました。
第1部「虹のステージ」は、広島文教女子大学附属高校和太鼓部「文教太鼓 葵」で幕を開け、主催者挨拶に続き、松井広島市長よりメッセージをいただきました。続いてリレーメッセージでは、日本原水爆被害者団体協議会(通称:日本被団協)岩佐幹三さんの被爆証言、継承者となる高校生世代は、近畿大学附属広島高等学校の「原爆ドーム爪楊枝アート」、基町高校「次世代と描く原爆の絵」、福山工業高校「CGによる原爆投下前後の広島」の取り組みを紹介し、若者からの平和へのメッセージを発信しました。
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<次世代と描く原爆の絵(基町高校)> |
<原爆ドーム爪楊枝アート(近大付属広島高校)> |
第2部「みんなのひろば」では、2年ぶりに復活した安田女子大学書道学科による「書道ガールズ大書パフォーマンス」、コープCSネット「平和の折り鶴昇華再生事業折り鶴解体体験コーナー」、前述の3つの高校の展示・上映の他、全国の生協や平和関連団体による33の出展ブースに加え、東日本大震災被災3県の生協に参加いただき、「つながろうCO・OPアクションコーナー」を今年も展開しました。
また、広島県平和推進プロジェクト・チーム、平和首長会議(広島平和文化センター)等、行政の方々にもコーナー出展いただき、盛りだくさんの内容で、参加した全国の生協の仲間と交流しました。
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<虹のひろば合唱団> |
第3部「フィナーレ」では、子ども平和会議に参加した子どもたちがステージに登壇し、代表して議長団によるアピール文を全国に発信しました。
最後に、下は3歳から上は80歳台まで幅広い年齢層で構成し、3世代家族、4世代家族も参加した「虹のひろば合唱団」により、「Believe」、「大地讃頌」、そして最後は「ヒロシマの有る国で」で締めくくりました。
期間中には、「碑めぐり」などのフィールドワークや被爆証言など、16の分科会を開催しました。広島県生協連と長崎県生協連が連携して取り組んだ「子ども平和会議」では、全国から121名の子どもたち(小学2年生〜高校2年生)が参加しました。それぞれの地域で平和について学んだことを持ち寄り、意見を交わしました。「平和はひとりでは築けないことや、周りの人に思いやりを持って関わりあっていくことが大切だと学びました。私たちが学んだことを家族や友人に伝え、平和について一緒に考えていきます。今後も平和が続くように共に助け合い、いろんな考え方を持つ人や、いろいろな国の人とも手をつなぎ合って、明るい未来を築けるようにしていきます。」というアピール文を作成し、子どもたちの平和への思いを全国に発信しました。
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<子ども平和会議の様子> |
後援:広島県・広島市・広島県教育委員会・広島市教育委員会・平和首長会議・広島平和文化センター・広島県被爆者団体協議会・広島県被爆者団体協議会・中国新聞社・中国放送
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