広生協連発第2014-066号
2014年11月7日
アメリカ合衆国大統領
バラク・フセイン・オバマ・ジュニア 閣下
広島県生活協同組合連合会
会長 理事 岡村 信秀
核実験に厳重に抗議する
貴国が、今年の9月4日、10月3日に少量のプルトニウムと「Zマシン」による核兵器の性能を調べる実験をおこなったことに厳重に抗議します。
2009年4月5日のプラハのフラチャニ広場で、核なき世界の実現を訴えられた熱い思いはどこに行ったのでしょうか。2009年12月のノーベル平和賞受賞者の誇りは、どこに行ったのでしょうか。昨年6月のベルリン演説では、今後の核軍縮不拡散に関する追加的な措置について発表されたにもかかわらず、今回で通算12回目になる核性能実験は、核実験場や火薬を使ってないとはいえ、核兵器保有のメッセージを他国へ発信したこと、核実験をしたことをすぐに公表しかなったことは、極めて遺憾です。
人類初の核兵器の犠牲になった被爆地ヒロシマで活動する私たちは、一日も早く核兵器を廃絶し平和な社会を子どもたちに残すために、被爆の実相を訴え戦争のない世の中を世界の人々とともに作り上げていく決意です。今一度、プラハ演説の通り核兵器廃絶運動の先頭に立ってください。戦争のない平和な世界を実現するために、すべての核実験を中止するとともに核兵器を速やかに完全廃棄するよう大統領閣下に強く求めます。
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