平和市長会議とともに、ヒロシマ・ナガサキ議定書の絵本の普及と被爆者の全国キャラバンを進める広島の市民団体「Yes!キャンペーン実行委員会」が主催で、核不拡散条約(NPT)再検討会議まで100日となった23日、広島市中区の平和記念資料館でカウントダウンイベントが開催されました。
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キャラバンのメンバー紹介 |
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広島県生協連の報告 |
当日はニューヨークと東京、そして広島の平和資料館の会場と同時中継で進行しました。ニューヨークでは芸術活動を通じて核廃絶を訴える「ピカドンプロジェクト」のメンバーら120人が集い、東京からは出張中の広島平和文化センターのスティーブン・リーパー理事長が参加しました。
広島の会場では平和活動に取り組んでいる各団体から約120人が参加し、それぞれの活動を紹介し、NPTに向けた決意を表明しました。二つの被団協、原水協、原水禁の代表のみなさんが発言され、最後に広島県生協連も日頃の活動を中心に全国の生協の取り組みについても報告させていただきました。
そのほか、広島市立大学の学生有志は「ヒロシマ・ナガサキ議定書」を平易に説明したDVDの紹介や「ヒロシマ・ナガサキ議定書」の絵本を、実行委のメンバーらが日本語で、ニューヨーク会場の参加者は英語で互いに朗読し、核兵器のない未来の実現に向け、思いを共有しました。さらに広島少年合唱隊やSr.山本が平和の歌を披露しました。
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Sr.山本と広島少年合唱隊 |
Yes!キャンペーンでは絵本の売上金をもとに、全国の自治体首長に同議定書への賛同署名を募るキャラバンを展開し、22日現在670筆が集め、1千筆集めて鳩山首相に届け、日本政府にNPT再検討会議での議定書提案を求める予定です。
市民の手づくりで進めた運動の成果と、残された100日さらに運動を発展させることを確認する場になりました。
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出演者と運営のスタッフのみなさん |
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