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広島県連の活動

【第2回 広島県生協連 経営セミナー】
福井県民生協研修報告

 広島県生協連では、生協の経営に役立つよう経営・事業課題を重点的テーマとした講演会または視察研修を行う経営セミナーを年2回開催しています。

 2010年度は総会開催後に、おおさかパルコープ生協の津田常務を迎えて講演会を行いましたが、今回は経営実績をあげておられる福井県民生協について、座学だけではなく実際に現場で見て聞き、より確実に経営手法について学ぶことを目的に、広島県生協連の理事を中心に16名で福井県民生協にうかがいました。

□研修スケジュール 2010年9月10日(金)〜11日(土)

日時 内容


13:00〜16:00 福井県民生協 藤川理事長のレクチャー
16:00〜17:00 【ハーツ学園】店舗とハーツきっず学園(店舗2F)見学


9:00〜9:30 ハーツはるえ 移動店舗見学
9:45〜10:45 福祉施設(坂井きらめき)見学
11:40〜12:10 【ハーツ羽水(うすい)】
ハーツきっず羽水、羽水きらめき(デイサービス)見学

□理事長のレクチャー「組合員満足は一人一人違う」

 福井県民生協の研修のはじまり藤川理事長のレクチャーです。質疑、休憩を含めて3時間のレクチャーでした。以下は講演要旨です。

 組合員とコミュニケーションをとっているつもりでとれていない、生協商品部の業界常識、業界や日生協の情報で商品を企画する。組合員はかたまりではなく、一人一人違い、現実とのズレが生じ、組合員のニーズに応えていない状況であった。

 生協の強みは現場の担当者とメンバーシップ制であり、担当者は自ら発信し具体的に情報を集め、また組合員の購入記録など一人一人の情報も取ることができる。

 無店舗改革として一人一人の組合員の買いたいものを揃える、特に少ない30代の組合員、コア組合員にターゲットを絞って対策を実施、コミュニケーションを取り、発信したら、検証する。店舗改革は店舗の困難を無店舗とともに解決する。生協の組織は縦割になりがちだが、組合員の視点から見て、各業態業種の事業ネットワークを展開する。その結果、7次中計(2005〜2009年)組織率 46.7%(116.8%アップ)、組合員の運営参加110.8%、活動参加320%と大きく伸ばすことができた。8次中計(2010〜2014年)では、ドミナント(地域性)に応じた事業ネットワーク戦略、組合員一人ひとりの満足実現に向けたマネジメント転換をするコア組合員戦略、事業ネットワーク、組合員活動のネットワーク、地域ネットワークの3つのネットワークの力を生かして地域コミュニティを形成、新たな組合員価値の形成力をつける、安全・安心組織から高信頼性組織への取り組みを展開する。

□店舗見学“ハーツ学園”

 藤川理事長レクチャーの後、自由に店舗を見学しました。生鮮特化型の店舗です。農産、水産、畜産など各コーナーから各職員がおすすめ商品の紹介を、携帯を通して店内に途切れなくアナウンスしていて、とても活気のある店舗です。ポップも手作りで商品の情報がいっぱい、職員の方も手作りの名札、そして背中には声をかけてくださいとの表示が・・・。これもコミュニケーションのきっかけづくりです。また農産売り場一角に地元の農家の方が自分で農産品を持ち込む地場野菜コーナーもあって、生協のお店で物産市も楽しめ、新鮮な野菜が手に入ります。キッチンサポートもあって料理提案がされ、試食もできて、レシピもいっぱいあって、献立に悩んだときにはありがたいものです。
 わくわく楽しい店舗でした。

□“ハーツきっず学園”

 “ハーツ学園”の2Fにあるハーツきっずにうかがいました。ちょうど子育てひろばが開催中で、お母さんと子どもたちでいっぱいでした。一時預かりの事業もしており、9月からは2歳児のプレ保育もはじまりました。

 核家族化で孤立しやすい子育て中の世帯にとっては、地域にある店舗にある施設だから利用しやすく、気軽に子育てについて情報交換ができ、親子とも気分転換できる、喜ばれる施設だと思います。

 きっずは福井県民生協の各店舗にあり、今後も店舗に設置される予定です。

□移動店舗見学

 福井県民生協では高齢者福祉サポートとして、宅配手数料無料の個人宅配「まごころたんぽぽ便」、各店舗で週1回運行している「ハーツ 買い物バス」、中山間地を中心に買い物が不便な地域へ運行している「移動店舗 ハーツ便」、さらに買い物代行のサービスもあります。

 そのなかで「移動店舗ハーツ便」を見学させていただきました。2トン(一部3トン)のトラックを改装して現在8台で運行、2014年度には20台にする予定ということでした。1か所7人の登録での運行が基本ですが、もちろん不便なところは2人でも3人でもうかがうとのこと。今後はさらに不便なところを中心にまわるため、コースを見直すそうです。

 生鮮食品を中心に事前に予約を受けた商品もあります。組合員の要望に合わせて商品を品ぞろえしますが、店舗を基地としているため、商品が残っても店舗で販売できます。

 移動店舗の中に入ってみました。車の後ろから入って前方横に出る一方通行で、思ったより商品の種類も多く効率的にできています。利用者からも評判はいいとのことでした。

□福祉施設“坂井きらめき”見学

 デイサービス、認知症デイサービス、小規模多機能事業所、グループホーム(小規模多機能とグループホームは2010年6月開設)を併設する“坂井きらめき”を見学しました。高齢者が住み慣れた土地で安心して暮らせるように地域密着型介護サービスを目指している施設です。

 デイサービスの入口には介護サービスの理念である「あなたらしさ いつまでも」と色紙が掲げられています。施設は木が多く使われ一般デイでは天井も高くとても気持ちのいい施設です。基準の倍の広さで作られたとのことで、グループホームの部屋も広く感じました。また庭には畑もあり入所者のみなさんが作られているとのことでした。

 自治体との関係も良く情報も集まるためか、施設については総量規制がかかるなか、スムーズに認可を取られ補助金も受けて事業所を開設されています。一般デイサービスは収支とんとんということですが、他は黒字ということでした。

↑デイサービスの玄関にある色紙 ↑小規模多機能事業所の施設
↑一般デイサービスの施設 ↑グループホームのキッチン

□“羽水きらめき”(デイサービス)と“ハーツきっず羽水”の見学

 こちらは店舗“ハーツ羽水”の道路向いにある施設です。同じ建物ではありませんが、店舗の前ですので、店舗も利用できてとても便利です。

 羽水きらめきはデイサービスの最初の施設ということですが、坂井きらめきと同様、天井も高く、木が多用されていてとても清々しい施設です。ご家族も店舗利用がてら見学もできるので、安心なのではないでしょうか?店舗の近くにあることで、特別な施設ではなくて、地域に密着した施設という感じを受けました。

 ハーツきっず羽水は、学園と同様、子育て広場と一時預かり、2歳児のプレ保育を行っています。ちょうど子育て広場はお休みでしたので、施設内をゆっくり見学させていただきました。かわいい子ども用トイレもあり、充実した施設です。

 ハーツ主催の夏祭りでも子ども企画、お年寄り企画もあり、地域一体となって参加できます。こちらも地域密着型サービスでした。

ハーツきっず羽水 羽水きらめき
↑外から撮影  
子育て広場の施設内の様子
※一番右におられるのは福井県民生協の久島さん
 

 福井県民生協のみなさんには丁寧に対応いただいて、とても勉強になりました。特に藤川理事長には3時間もレクチャーをいただいて、実際見学して、理事長のお話どおりに運営されていることを実感しました。また組織ネットワーク支援部の久島さんにはこの研修のプログラム作成のときも、また研修の最初から最後までお付き合いいただきました。ありがとうございました。

 研修で得たことを今後各生協の運営に生かしていきたいと思います。広島県生協連でも理事会や福祉事業推進協議会などで研修で得たことを確認していく予定です。

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